ところで、高々ブログとかmixiで批判、というか粘着系エントリとかコメントを書いていたのが住所バレするとそんなに「危険」なのかね?

株式会社イオンド大学(日本の学校教育法における大学でも、アメリカにおける認定大学でもない)から自宅に、Wikipediaの件でさも私が「犯罪行為」を犯したような中傷をしつつ、「面会要求」をする郵便物(メールと同一内容)が届いたところで、放置したままにして特に何もない私としては、「住所バレ?それが何か?」という感じではある。まぁ、所詮 whois 引いたんですよねという話でしかないけど。

コミケ界隈では、「樽の真相」を私は民事レベルで問題にしたいと思いつつリソースなく放置したのだが、あれは手元にある分は奥付に本名も住所もあるね。プロでは、鈴木邦男氏の著作における住所表示は有名(最近はどうかみてないけど)。

仮名・匿名は、禁止されるべきでないという意味において守られるべきだと思うけど、「(会場ローカルの)禁止行為」を犯すなんて稚拙なのはともかく、プロフェッショナルな尾行や行動確認で住所バレする状況についても保護されるべきと考える感覚というのは、それはどこのパターナリズムですかという感じがするなぁ。プロバイダ責任制限法による開示請求というのは、それは所詮ひとつの手段でしかないわけで、他の手段によってより容易に情報が得られるとすれば、その手段を弁護士なり探偵業者を使って実施するというのは十分ありうることで、それ自体は不当でもなんでもないだろうと思うよ。

なお、上記は『「本物」より危険です。「本物」が持つ戦略や分別を、素人の彼らは持っていないからです』という状況で、「彼ら」の誰かが(暴力に及ばないという)抑制が効かない可能性を考慮して動いた、ということを批判するものではないので注意。