まだ残っている問題

松永英明氏(id:matsunaga)の問題。

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060313#1142201603

  • 現在、私は団体に所属していません。そこから飛び出したという表現がしっくりくるかと思います。

「飛び出した」のがいつごろなのか、という記載がない。

  • 現在、団体に関わる宗教的な行動は何もしていません。また、団体に関わる宗教的思考も働いていません。完全に経済モードになっています。
  • 現在、私は純粋に自分の生計を立てるために働いています(少し趣味というか興味・志向もありますが)。これで稼いだお金は団体に流しません。

これが、いつごろ以降なのか、という記載がない。

  • その結果、団体とはまるで別個に、社会の中での経済活動しかしていない状態となり、自分の中に信仰心がなくなったと感じました。...
  • ですから、精神的にはかなり以前から、もはや団体の一員とはとうてい呼べない(あるいは不良信者)という自己認識でしたが、その後、形式的にも実質的にも完全に離れることとなりました。それには少々準備も必要でしたが。

松永英明」名義で行われた仕事のいくらかは、現役信者としてのものであると思われる。

もちろん、アーレフ信者にも生きるために稼ぐ権利はあり、また被害者への補償の文脈でも、金銭を稼ぐ必要はあるだろう(松永氏の稼いだものがそのように使われたかどうかは、不明)が、物を書いて人に影響を与える、という面で、問題になる領域はあるだろう。

はっきりいって、ブログ入門書籍あたりはこの意味ではどうでもいい部類なのだが、自己啓発書籍の翻訳というのが、仮にまだアーレフ信者であるうちの仕事であるとしたら、それはどうなんだろうか?なにしろ、松永氏が訳してきたジェームズ・アレンはアーレフ公式サイトのスタッフ日記でも好評なのだから(ただし、具体的に言及されている本は松永氏の訳ではない)。内容的に、教団への「金銭」以外の貢献があっても不思議ではない(オウムに限らず、カルト宗教の勧誘テクニックとして、最初は正体を隠しておいて、対象者の強い信頼を得たところで正体を明かして本格的に取り込む、というのがある。自己啓発セミナーとか、自己啓発書の読書会、といったものは隠れ蓑になりうるのではないか?)。松永氏のジェームズ・アレンの翻訳は大半が2004年3月から6月のものであり、また、次のような指摘がある。

http://frelon.exblog.jp/996559

たしかに松永は東山出版(オウム系)の人間のようだけど。
http://d.hatena.ne.jp/dragonstorm/20040525
このときのログはどっかに隠してあるw

過去を清算するのであれば、こういう問題についてはっきりさせるべきかと。